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「眠れない夜は羊を探して」を眠れない夜に読んだ

表紙

初めての日本語で読んだ小説をようやく読み終わった。作家の遠野海人が書いた「眠れない夜は羊を探して」という短編集だ。この本は91440字で、そんなに長い本ではないけれど、初めての本なのでそれでいいと思った。2025年3月6日から2025年4月5日まで読んだけど、その間に時々読んだことのない日もあった。

とにかく、本の中の多重の物語は大体お互いに関係ない話だった。しかし時々、前に出会ったキャラをもう一度会って、またはその人についてもう一度何かを聞く場合もあった。その時、以前の話に終止符を打つ。一番好きな話もその種類でした。ある話は主人公が妙な幼馴染についている苦境をどう解決すればいいか悩んでいた。その幼馴染は私にとって随分興味深い性格あったのに、彼女をよく知る前に話が既に終わってしまった。この小説をほとんど読み終わった時には思いがけずその女性が新しい話の主人公になった。その時中々嬉しくて、その人の話が続けているのはありがたかった。

小説に入っている話はすべて何かを悩んで苦しんでいる人々の感情を描いた物語だ。例えば、恨み、嫉妬、憤懣、慕情、そのような感情から生まれた殺意や憂鬱はどう排して、それとも失敗の結末はどうなるか、そういう話がよくあった。それぞれの物語自体は短いので、すぐに要点に着く。簡単な物語だからそれはいいと思う。

初めて日本語で読んだ小説なので、読む体験について少しだけでも書こうと思う。文を読むたびに知らない言葉や忘れてしまった言葉の読み方と意味を確認しなければならなかった。更にもう一度確かめた言葉が現れて既に忘れてしまったこともよくあった。それに比べると予想に反して文法なら大体大丈夫だった。全体的には読書体験はそれほど苦しくなかった。時間がかかっても話の内容を理解できて嬉しかった。そしてちょっとだけもっと早く読めるようになったかもしれない。